研究課題
オートクレーブを用いた水熱処理により低品位炭の改質試験を行ったところ、改質温度が高くなるに従い、芳香族成分が増加するとともに含水率が減少し、これら2つの間には良い相関が見られた。また、ろ過時の水分に比べて平衡水分が低くなることから、疎水化が進行したことが分かった。改質の際、アルカリを添加することにより高濃度で水素が回収された。稲わらに対して加圧熱水処理と酵素処理をシーケンシャルに行い、稲わらセルロースの80%をグルコースに変換した。比較のために希硫酸処理後に酵素糖化を行ったところ、グルコース収率は原料セルロースの65%程度に留まり、加圧熱水処理の優位性が示された。また、加圧熱水処理の方が発酵阻害物質の生成量も少なく、微生物を利用した変換に適することを明らかにした。また、竹の加圧熱水処理により得られた水溶性高重合度キシランオリゴ糖をβ-グリコシダーゼ活性が低いヘミセルラーゼで処理し、高収率でキシロビオースを生産できることを示した。また、カテコール類を構造の一部に持つ腐植酸が、有害有機塩素化合物を酸化する際に酸化重合でこれらを取り込み無害化することが明らかになった。改質産物を燃焼させると、灰分由来のフライアッシュが生成し一部は粒径100μm程度の有用なセノスフェアとなる。湿式サイクロン、MGSおよび乾式風力選別の組み合わせにより、このセノスフェアを効率よく選別回収できた。九州大およびガジャマダ大学(インドネシア)において、相互に連携した研究体制を敷くことでエネルギー資源および環境修復に関するネットワークを築くことができた。
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