研究課題
基盤研究(A)
色覚の基盤にある神経機構について、アゲハの色覚系を対象にして解析的実験研究を行った。アゲハ複眼には異なる分光感度をもつ6種の視細胞(紫外・紫・青・緑・赤・広帯域)があり、求蜜行動を指標にした行動学的実験の結果、アゲハはこのうちの紫と広帯域を除く4種を使って色を識別していることを突き止めた。また、視覚二次ニューロンである大単極細胞の膜電位をホールセルパッチ法で記録する方法を確立した。さらに、視葉板への色素注入に基づいて脳葉への視覚情報出力経路を少なくとも18本、同定した。
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