研究概要 |
(1) Alのターゲット部位、細胞膜負荷電性の種間差機構, 特にステロール合成能との関係の解明。最終的に、イネなどで新たなAl 耐性組み換え体を作出する。 (2) Alが誘導合成するサリチル酸とAl による糖代謝への影響に着目し、Al による細胞死や細胞伸長阻害、有機酸放出を解析する。 (3) 集団遺伝学的手法、変異体スクリーニング、オーソログ情報により、耐性遺伝子を特定する。また、オミクスアプローチを実施し、Al耐性に関わる遺伝子を迅速に特定する手法を開発する。 (4) 遺伝子発現レベルにおける低リン適応代謝の違いを明らかにするとともに、鍵遺伝子の絞り込みを行い、リンリサイクル能を強化するための分子育種につなげる。
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