(1) 営農条件下に置かれた水田において周年にわたるCH_4、N_2Oの発生量と吸収量と土壌の水分と電気伝導度の変動および湛水深を経時的に把握する。 (2) 土壌中に含まれるアンモニア態窒素(NH_4^+)・硝酸態窒素(NO_3^-)濃度および窒素安定同位体比(δ^(15)N)を時系列に沿って測定することによってN_2Oの発生源と機構を特定する。 (3) 既存の温室効果ガス発生モデルDNDCを援用することによって、これらのガスの純発生量を削減するための水分管理法及び施肥管理法を開発する。 (4) 熱帯地方(タイ)から冷温帯地方(北海道)に至る水田においてCH_4、N_2Oの発生・吸収状況を同時期に測定することによって、気候条件の違いによる発生量及び吸収量への影響を定量的に把握する。
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