東南アジア大陸部の5地点(タイ北部、東北部、中部、ベトナム北西部、ラオス北部)を対象として、「栽培環境持続性の評価」と、「環境負荷の評価」とに関する解析を行う。 (1) 「栽培環境持続性の評価」 リモ-トセンシングデ-タを用いた調査地域の土地被覆動態解析による土地利用全体像の把握、聞き取り調査と圃場観察による営農動態の解析、気象・土壌デ-タの解析による地域気象・土壌特性動態の解明を行う。 (2) 「環境負荷の評価」 調査地点での実測による農業生態系の物質循環の解析、連続モニタリングによる河川水の無機養分動態の解明、河川水及び農地の残留農薬動態の解析を行う。以上を総合して、集約化による環境劣化の実態を明らかにし、修復策を提示する。
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