本研究では、LC/MS及びLC/MS/MSで広く用いられているナノスプレーLCを用い、薬毒物分析の高感度化を図る。一方、ナノスプレーLC/MS/MSシステムはプロテオミクス分野で汎用されているが、多くは共通機器として使用されている。ナノスプレーLC/MS/MSによる分析が法医学領域で応用されれば、主に生化学等の領域で使用されているLC/MS/MSシステムを共有できることなり、高価な分析システムを教室で保有することなく、薬毒物の高感度分析が可能となる。同時に、新しいイオン化法のナノスプレーLCへの応用も同時に検討する。
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