研究課題
基盤研究(A)
脱細胞心臓弁や血管、および、生体吸収性材料を用いた再生医療に於いて、移植後の血管内皮細胞や平滑筋細胞、線維芽細胞の浸潤が確認されているが、埋入初期段階における免疫反応や異物反応など問題は多い。移植組織が完全に自己化されるまでには6ヶ月以上の期間を有することも明らかとなり、特に、循環器系材料の場合、内膜肥厚化による塞栓や、石灰化、あるいは血液漏洩などは、患者生命に直結する問題であり、何としても回避しなくてはならない。本研究では、これらの生体組織由来人工血管および合成材料製人工血管を「テンプレート」とし、生体にプレインプラント(前埋入)することで、in vivo自己組織化を促し、続いて適応部位に本移植するというストラテジーによって、確実かつ早期で、危険性の少ない再生型移植組織を開発し、次世代再生治療に応用することを目的とする。
すべて 2008
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日本小児循環器学会雑誌 24
ページ: 628-635
Journal of Heart and Lung Ttansplantation 27
ページ: 869-874