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2009 年度 実績報告書

看護実践能力の発達過程と評価方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18209062
研究機関公立大学法人福島県立医科大学

研究代表者

中山 洋子  福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (60180444)

キーワード看護実践能力 / 看護系大学卒の看護師 / 看護実践能力の発達過程 / 看護実践能力の測定用具 / 看護実践能力の評価方
研究概要

1. 「看護実践能力自己評価尺度(CNCSS)」(64項目)を用いて昨年度実施した調査結果の分析作業を引き続き実施し、2つ学会へ4題の発表を行った。調査結果より、看護系大学卒業看護師の実践能力の発達の様相、内容を明らかにすることができた。このことより、本研究で開発したCNCSSは看護実践能力を測定する尺度としての活用に耐えることがより明らかになった。本調査経緯は、「看護実践能力の発達過程と評価方法に関する研究-臨床経験1年目から5年目までの看護系大学卒業看護師の実践能力に関する横断的調査-」としてまとめ、報告書を作成した。
2. 昨年度実施した経験1年目の新人看護師の2年目の継続調査を行った。調査対象は199名で120名の返送があった。昨年継続調査を承諾した1年目のデータと今回得られた2年目のデータを集計し、その比較分析を行った。
3. 質問紙を用いた量的縦断研究と並行して、昨年度より22名のインタビューデータを中心とした質的縦断研究を実施し、その内容を分析した。さらに、21年度に2年目の継続調査としてインタビューを実施して、その分析を行った。量的な研究だけでは、明らかにならない看護実践能力の側面をこの調査によって明らかにすることができた。
4. 開発した尺度(CNCSS)の信頼性を高めるために実施を予定しているフィンランドで開発されたNCSとイギリスで開発されたEQT(共に看護実践能力を測定する尺度)のback translationの検討を引き続き行い、調査実施前の内容妥当性の検討を行った。この調査との互換性の検討は、EUまた多くの先進国でのコンピテンスベースの共通の看護実践能力の明確化を促進し、今後の国際的な評価に貢献するものと考える。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 看護実践能力を測定する尺度(質問紙)の開発 その3:構成概念妥当性の検討2009

    • 著者名/発表者名
      丸山育子
    • 学会等名
      第29回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      千葉
    • 年月日
      2009-11-28
  • [学会発表] 看護実践能力の発達過程と評価方法に関する研究 その1:自己評価尺度による看護実践能力の発達過程の分析2009

    • 著者名/発表者名
      中山洋子
    • 学会等名
      第29回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      千葉
    • 年月日
      2009-11-27
  • [学会発表] 看護実践能力の発達過程と評価方法に関する研究 その2:自己評価尺度による看護実践能力の発達内容の分析2009

    • 著者名/発表者名
      工藤真由美
    • 学会等名
      第29回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      千葉
    • 年月日
      2009-11-27
  • [学会発表] Development of Clinical Nursing Competence Self-Assessment Scale : Content Validity and Construct Validity2009

    • 著者名/発表者名
      工藤真由美
    • 学会等名
      The 1^<st> International Nursing Research Conference of World Academy of Nursing Science
    • 発表場所
      兵庫
    • 年月日
      2009-08-20

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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