1990年代以降のグローバル化の進展や急速な経済発展を背景に著しい変貌を遂げている南アジアの都市の社会的文化的基層構造とその変容の方向性の解明を目指す。文化人類学を中心に、人文地理学、歴史学、建築学などの関連諸分野の研究者をも連携研究者や研究協力者としてメンバーに加え、現地での住み込み調査に基づいた実証的な調査を重ね、多角的な観点から南アジアの都市の特性やその変容の動態を総合的に捉える。 実証的な調査を3年間継続し、その成果を逐次論文や学会発表等によって公開するとともに、国立民族学博物館共同研究「南アジアの都市の人類学的研究」を活用して、メンバー間で知見を共有し、最終的な成果公開を目指す。
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