研究課題/領域番号 |
18252005
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村上 勇介 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (70290921)
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研究分担者 |
新木 秀和 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (80276039)
幡谷 則子 上智大学, 外国語学部, 准教授 (00338435)
二村 久則 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (30156939)
遅野井 茂雄 筑波大学, 人文社会科学研究科, 教授 (60257441)
狐崎 知己 専修大学, 経済学部, 教授 (70234747)
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キーワード | ガバナンス / 民主主義 / 経済開発 / 社会的共存 / 文化的多様性 / 制度 / 社会変動 / アンデス諸国 |
研究概要 |
本年度は、1980年代以降の変動と不安定化の現状について、学際的な調査研究をアンデス諸国において実施する本調査研究の第一段階の後半、ならびにアンデス諸国全体の比較研究を実施してガバナンス構築のための諸条件と制度を本格的に考察する第二段階であった。現他調査の対象はボリビアとコロンビアであった。昨年度の調査研究ならびにこれまでの海外調査の準備状況をふまえ、7月に全体の打ち合わせを兼ねた研究会を開催し、調査研究の目的と内容、現地における実施方法について話し合った。7月以降、研究分担者が調査地に赴き、海外共同研究者と協力しつつ調査研究を実施した。調査終了後には、研究分担者と海外共同研究者との間で調査結果について予備的な分析を行った。12月に研究会を開催し、現地調査結果について議論する。ここで第一段階が終了し、本調査研究は第二段階に入った。1月には、全体の研究会を開催し、初年度からの現地調査研究の成果全体をつきあわせて比較検証を実施した。また、比較研究の枠組についての検討も行った。3月に、全体の研究会を開催し、アンデス諸国の比較研究の成果をもとに、内発的なガバナンス構築のための諸条件と制度についての考察を行った。他方、1月26日に、アンデス諸国から2名の研究者を招聘しワークショップ「現代アンデス諸国の政治動向」を開催した。参加者29名で、活発な議論が展開された。その最初の成果は、別記の研究成果で示した図書として刊行した。
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