研究課題
平成21年度の現地調査として、北極域については8月にスピッツベルゲン島ロングイヤービエンおよびニーオルセンにおいて氷河上・融氷水・氷河終端、さらに海水・河川水のサンプリング、さらにそこに生息するシアノバクテリアおよび従属栄養微生物などの試料採集も行い、その後、実験室にて系統解析等を行った。南極域については、12月上旬に、サン・ペドロ・アタカマ(チリ)において、砂漠・氷河・高温泉の現地調査およびサンプリングを行い、それらの試料の分析は現在鋭意進めているところである。その帰途、今回の調査で大変便宜を図っていただいたチリ科学研究センター(CECS)にて、調査についてのセミナー発表を行い、情報・意見交換を行った。本研究はIPY中核計画MERGEの推進という目的を有しており、国際的ヘッドクォーターとして計画全体をとりまとめている。この一環として、7月に、札幌で開催されたXth SCAR International Biology Symposiumにおいて成果発表を行い、10月にはスペイン南極会合に参加し、成果発表後、情報交換を行い、今後の調査研究計画について議論した。さらに、2月にはモスクワで、ロシア科学アカデミー(RAS)微生物学研究所(INM)所長、副所長および研究員と会合を開き、3月には、「国際極年2007-2008シンポジウム―地球規模の変動現象と極域の役割り―」を主宰するなど、日本国内および世界各国の進捗報告や今後の共同研究について討議した。
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