研究課題
システムLSIに搭載されるプログラマブルロジックの実現に向けて、これまでの研究してきたデバイス・アーキテクチャを活かす専用のEDAツールを開発することを目的とし、その実現に向けて以下に示す4項目の研究成果を挙げた。また、研究成果として、論文誌2件、国際会議3件の発表をおこなった。1.マルチコンテキスト化手法の開発:リコンフィギャラブルロジックの低消費エネルギー化を実現するマルチコンテキスト化手法を開発し、その評価を行った。その結果、提案方式で低消費電力化が実現できることを示した。2.コンテキスト統合アルゴリズムの開発:コンテキスト統合アルゴリズムについて原理の確認を行った。また、その結果を受けて、現EDAツールに組み込んで評価した。3.クラスタリング手法および配置配線ツールの開発:提案方式のツールとしての完成度を高め、具体的な応用回路を用いて総合的な評価を開始した。配置配線ッールは、これまでトロント大学で開発された配置配線ツールVPRをベースに開発してきた。これに平成19年度に開発した配置アルゴリズムを組込み、ツールとして統合した。また、様々なリコンフィギャラブルロジックのデバイス・アーキテクチャに対応するための機能も検討した。4.統合EDAツールのGUI作成:EDAツールとして統合するための検討を開始した。その際、GUIを含むフロントエンドの開発に着手し、様々なデバイス・アーキテクチャの評価に使用可能なEDAツールとして完成を目指した。
すべて 2007
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)
IEICE Transactions on Information and Systems E90-D
ページ: 1986-1989
Wiley Periodicals, Electronics and Communications in Japan, Part II 90
ページ: 34-46