研究課題
申請者らは「楽しみながら学習する」「学ぶことが楽しみになる」というエデュテインメントコンテンツの制作支援環境の整備とその評価を進めてきた。これらは、エデュテインメントインフラの整備に関する方向とエデュテインメントコンテンツ開発環境構築に関する方向の2つに大別できる。具体的には、前者において分散仮想環境用状態更新データの情報量向上、同画像情報量向上に関する研究、後者では、WEBブラウザの情報収集機能強化、モバイル型遠隔教育コンテンツ制作支援環境開発、オフライン・オンラインの両方を視野に入れたゲームコンテンツ制作支援環境開発で成果を挙げた。次頁の文献番号との対応において述べる。(1)分散仮想環境用状態更新データの内挿と外挿に関するDead reckoning手法、(2)オンライン用に利用する濃淡図形・濃淡画像を知的に符号化・圧縮する手法、が前者、(3)WEBブラウザの情報収集機能のカスタマイズを支援するビジュアルプログラミング環境の開発、(4)のPeer to Peer型オンラインゲーム環境に関する対話環境構築、(5)PDAを用いたアウトドア型Mixed Realityオフラインゲーム基盤構築、(6)Qualcom社製BREW環境へのWeb-Com(特許出願中)コンテンツ移植システムならびにBREW実行環境開発が後者に属する。また、申請者らの開発したWeb-Com、Islayの英語版、Linux版も開発した。加えて、経産省コンピュータ教育開発センターOpen School Platformのプロジェクト(http://osp2006.oss-linux.com/)に参加し、茨城県内の4小中学校でWeb-Com, Islayの実証実験を行ってきた。これらにより、当初において初年度予定していた、インフラ整備のための制作環境のモバイル化、オープンソース化、それらの実証試験実施はほぼ実現できたと言って良い。
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