研究課題/領域番号 |
18300027
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
米倉 達広 茨城大学, 工学部, 教授 (70240372)
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研究分担者 |
鎌田 賢 茨城大学, 工学部, 教授 (70204609)
岡本 秀輔 成蹊大学, 理工学部, 准教授 (30262380)
塙 大 成蹊大学, 理工学部, 助教 (50422506)
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キーワード | エデュテインメント / コンテンツ / WEB社会 / 遠隔教育 / Web-Com / Islay / 状態遷移図 / 消費者生成モデル(CGM) |
研究概要 |
本課題において申請者らは「楽しみながら学習する」「学ぶことが楽しみになる」というエデュテインメントコンテンツの制作支援環境の整備とその評価を進めてきた。これらは、以下に述べるようにエデュテインメントインフラの整備に関する手法とエデュテインメントコンテンツ開発環境構築に関する手法の2つに大別できる。本課題の3年間において、この主要なテーマであるインターネットコンテンツの制作、編集、再生等の動きは、ほぼWeb社会上に集約されて来たと言っても過言ではない。そこで今年度は具体的に、前者においてWebゲームのインフラ整備、ならびにWeb情報の信頼性を保証する基盤整備に幾つかの成果を挙げ、後者では、Webブラウザの情報収集機能強化ならびにオフライン・オンラインの両方を視野に入れたWebコンテンツ制作支援環境の開発等で成果を挙げた。前者では、(1)Dead Reckoningを用いたリアルタイムWebゲームの環境整備、(2)Webページの存在証明サービスの開発とそのAPI公開, で複数の論文投稿を行った。また後者では、(3)Webサービス型のマルチメディアコンテンツ制作環境、(4)公開APIのグラフィカルなマッシュアップツール開発等が該当する。また、申請者らの開発したWeb-Com、IslayのLinux版を開発したうえで、日立市教育研究会(教育委員会の諮問機関)に参加し、日立市内の中学校でWeb-Com教材とLMSの統合化実証実験ならびに筆者らの研究室で開発したCGM(Consumer Generated Media)型オンラインテストDBの試験的導入を行ってきた。これらにより、当初において最終年度に予定していた、教育コンテンツ動作環境のモバイル化の充実、オープンソース化を更に進めたWebサービス型コンテンツ制作とそのCGM化、および実証モデル実装により、本課題はほぼ実現できたと言って良い。
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