研究課題
基盤研究(B)
本研究では、情報を伝達するための「物語」の重要性に着目し、文書(テキスト)における物語構造モデルを定義し、物語を構成する要素の関係に基づく文書の分節化の基本的手法を提案した。分節化とは、区切ることによって関係を生じさせることであり、分節化の具体的手法の研究開発は、既存の情報の粒度を変化させることにより、異なる関連を生み出し、文脈に応じて情報を再構成するために必要不可欠な技術である。本研究では、対象文書の中に出現する「語の依存度」と「語の吸引力」の概念を基にして、意味のある単位に文書を分解する手法を確立し、再構成するための文脈自身を探索しながら情報にアクセスすることを可能とする、ナラティブ連想情報アクセス・フレームワークの確立と実装を行った。
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人工知能学会論文誌 Vol. 21, No. 5
ページ: 428-438
LNCS Vol. 3847
ページ: 115-129