研究分担者 |
桐谷 滋 神戸海星女子学院大学, 現代人間学部, 教授 (90010032)
元木 邦俊 北海学園大学, 工学部, 教授 (80219980)
松崎 博季 北海道工業大学, 創生工学部, 講師 (60305901)
正木 信夫 (株)国際電気通信基礎研究所, 認知情報科学研究所, 研究員 (40181630)
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研究概要 |
タギングMRI法による舌の運動観測を行った. 舌の高速度の変形および正中方向への圧縮が見られ, 従来の外舌筋機構に加えて内舌筋の関与が示唆された. FEMシミュレーションによる舌変形モデルの解析を行い, /i/の調音に於けるMRI計測結果とFEMによる変形の時間推移がほぼ一致することを示した. 声道の三次元形状を矩形音響管の縦続接続したモデルにおいて, 高次モードの減衰定数の計算法を示した. 損失のある分布定数回路モデルによって, 声門下の入力インピーダンスモデルを有理多項式モデルによって近似法を示し, このモデルを使って, 声道内損失が声帯波形を滑らかにすることを示した. MRI観測による声道形状のデータから, implicit surfaceを構成するアルゴリズムを開発した. これを用いて, メッシュレスアルゴリズムMLPG(Meshless Local Petrov Galerkin method)による音響解析を行った. 複雑な声道形状に対して, 声道伝達関数の近似計算法の方向性を示した. 光マイクロホンを用いたMRI観測中の音声観測法について実験を行い, ノイズが少なく観測できることの有効性を示した.
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