研究課題
本研究では、階層的多構造計算モデルHIMS (Hierarchical Multiplex Structure)による物流最適計算システムを構築し、ユーザの厳しい要求を満足しつつ、配送側の利益を最大化し、さらにリアルタイムに変動する配送環境にも柔軟に対応できるサービスの実現を目的とする。平成20年度では、日本ではなく海外の環境において、提案システムがどの程度実運用可能なのかの検証を行っている。具体的には:1).海外において、本提案システムを応用する環境の妥協性を調査し、提案システムを調整。2).Witold Pedrycz教授(カナダ、アルバータ大学)、Laslo T. Koczy教授(ハンガリー、ブタペスト工業経済大学)、Andrzej Bargiela教授(イギリス、ノッティンガム・タレント大学)にそれぞれコンタクトをとり、本提案システムに対し評価・分析。3).上述三名教授先生からの評価結果に基づき、理論的な改善などについてのコメント、高速化などに関する建設的な意見をもらっている。「HIMSモデルによる物流最適計算システムの構築に関する研究」の成果を総まとめしながら、物流メーカへの実用を検討している。その成果として、7本の原著論文を国内国際雑誌に掲載、13本の国際会議論文を発表している。今後、産業応用実用化に向けて、続けて研究を行う予定である。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (13件)
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