研究概要 |
高度な機能や情報処理を行うシステム、例えば、生物の免疫ネットワーク・遺伝子や酵素反応ネットワーク・神経ネットワークなどは、複雑な相互作用をした結合非線形力学系である。本研究では周期発火状態にある動的素子のネットワークに関して、一般的性質を研究した.結合の変化のダイナミクスのタイプに応じて3つの典型的な状態が構造安定なものとして出現することがわかった.具体的な結果の一例として,Hebb的な学習ルールは2値記憶と同等の連想記憶能力があり,STDP的な学習ルールは色々なタイミングや時間的シーケンスが記憶可能であることが判明した.
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