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2007 年度 実績報告書

エビデンスベーストアプローチによる図書館情報学研究の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18300081
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

上田 修一  慶應義塾大学, 文学部, 教授 (50134218)

研究分担者 永田 治樹  筑波大学, 図書館情報メディア研究科, 教授 (40124200)
倉田 敬子  慶應義塾大学, 文学部, 教授 (50205184)
小田 光宏  青山学院大学, 文学部, 教授 (00185604)
岸田 和明  慶應義塾大学, 文学部, 教授 (90234210)
吉田 右子  筑波大学, 図書館情報メディア研究科, 教授 (30292569)
キーワード図書館・情報学 / エビデンス / 研究手法 / 根拠に基づいた実務 / EBLIP / EBL
研究概要

この研究の全体的な目標は.図書館情報学研究に焦点をあてて.研究における「エビデンス」を明らかにすることにある。
第二年度にあたる今年度は,昨年度に引き続き3回の公開ワークショップを開催し,図書館情報学における研究法について検討を行った。具体的には,(1)図書館史(2007年7月28日),(2)フォーカス・グループ・インタビュー(2007年9月29日),(3)眼球運動測定(2008年1月12日)について,発表者からの問題提起,参加者による多様な側面からの検討を行った。ワークショップの全記録を公開し,さらにその記録をウェブサイトに掲載している。
また,日本図書館情報学会において「図書館情報学がもたらすビデデンスベーストアプローチ」と題するシンポジウムを開催し,図書館情報学研究における多様なエビデンスを明らかにした。さらに,米国のノースカロライナ州ダーバンで開催された第4回国際会議で3件の研究発表を行った。
一方,エビデンスベーストアプローチの事例研究として,情報探索行動におけるエビデンスの解明を目的とした実験を行った。これは,図書館目録の利用法の習熟の程度を調べる目的で,図書館目録の画面を被験者に閲覧させ,眼球運動測定を行った。大学生の被験者40名に対して行った賢験から,図書館目録の画面をどのように閲覧しているのかというデータが得られた。しかし、厳密に構築された実験環境では,正解率で計った図書館目録の習熟度は,学年や知識,経験の程度とはほとんど相関がみられないことが発見された。
また,EBLに対応した図書館情報学文献データベースの構築を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 「エビデンス・ベースト・ライブラリアンシップ」(EBL)の枠組みの検討2008

    • 著者名/発表者名
      上田 修一, 他
    • 雑誌名

      Library and Information Science NO.59(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 図書館情報学研究における「根拠(エビデンス)」2007

    • 著者名/発表者名
      上田 修一
    • 雑誌名

      情報の科学と技術 57

      ページ: 226-332

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 大阪府立中之島図書館の利用に関する調査の分析2007

    • 著者名/発表者名
      北 克一, 他
    • 雑誌名

      情報学 4

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] Students' patterns of library use and their learning outcomes2007

    • 著者名/発表者名
      Nagata, H., 他
    • 学会等名
      Evidence-Based Library&Information Practice 4th International Conference
    • 発表場所
      Chapel Hill-Diuham,NC,USA
    • 年月日
      2007-05-06
  • [備考]

    • URL

      http://kaken-evidence.jp

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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