研究概要 |
19年度は,脳磁図(MEG)および,fMRIを用いた非侵襲的計測を行い,引き続き基礎データの収集を行っている。 基礎データの計測と,解析アルゴリズムの開発とを平行して行っている。脳磁界(MEG)実験は,産総研関西センターの122チャンネル脳磁計(Neuromag 社製),東京歯科大学脳科学センターの306チャンネル脳磁計(Neuromag 社製),またfMRI実験は,東京電機大学先端工学研究ゼンターの1.5TのMRI装置(日立製)を使用した。それぞれの課題に対して,MEG実験,及びfMRI実験を行い,実験方法の違いによるデータ間の補間,および相互の関係に対する計算,考察を行い,脳内の活動部位の信号源推定,および,与えられた課題に対する応答を分析した。また,これらの研究成果は,内外の関係学会発表,論文発表を行った。 Low Resolution Brain Electromagnetic Tomography(LORETA)法による脳磁場の活動源推定方法の開発については,スイスKey研究所のR.Pascual博士と議論を行い,引き続き研究を継続している。
|