研究概要 |
1.米国産牛月齢判別問題については,米側に要求していた検証データが2008年2月に提出され,閾値A40による誤判別率上限を決定時の0.0192から改善する方向で決着した。これで,データに基づく判別手法の決定とその検証という手続きが完了した。 2.同等性検証の研究は,論文'A unifying approach to non-inferiority,equivalence and superiority test'が欧文誌Pharmaceutical Statistics,に掲載され一段落した。 3.第5回ISBIS(International Symposium on Business and Industrial Statistics)の企画セッションを構成し,目本における工業製品開発過程への主張を展開し,有益な討論を行った。なお,日本から2名の招待講演者の支援を行った。 4.第5回多重比較法国際会議(ウイーン)に広津,瀬尾,牛嶋が参加し,それぞれ,同等性検証,多変量多重比較法,マイクロアレーデータ解析法の研究報告を行った。 5.パターン推測という新しい視点に立った用量・反応解析の研究はある程度進捗し,ハノーバー大学生物統計学科Hothorn教授,および山本昭一氏との共同研究として纏めを行った。 6.適応型計画,およびグローバルな国際共同臨床試験については,2月の科研費集会において研究経過が報告された。20年度に引き続き研究を進める。
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