研究課題/領域番号 |
18300141
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
庫本 高志 京都大学, 医学研究科, 助教授 (20311409)
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研究分担者 |
芹川 忠夫 京都大学, 医学研究科, 教授 (30025655)
外尾 亮治 京都大学, 動物繁殖研究所, 理事長 (80156992)
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キーワード | リコンビナント系統 / ラット / キンドリング / てんかん / 疾患モデル |
研究概要 |
1)LEXF/FXLEのジェノタイピングとSDPの作成 ナショナルバイオリソースプロジェクト「ラット」で公表される357個のSSLPマーカーについて、LE/StmとF344/Stm間の多型を検査した。 259マーカーで両親系統間で多型が有り、多型率は72%であった。これら259マーカーを用いて、33系統のリコンビナント系統の系統樹を作成した。全ての亜系統は、それぞれの亜系統毎にグループされた。259マーカー中、3マーカーはマップ位置が重複していたので、256マーカーを用いて連鎖解析用のSDPを作成した。 2)発作閾値試験によるキンドリング誘発電気刺激の設定 ラットLEXF/FXLEリコンビナント系統の親系統であるLE/Stm(n=6)およびF344/Stm(n=5)において扁桃核キンドリングを行った。初回刺激時に後発射を誘発する電流強度を測定し、翌日より一定の電流強度(500μA、1相性矩形波、1秒)で1日1回電気刺激を行った。初回刺激は25μAより開始して25μAずつ強度を増し、後発射が5秒間持続して出現したものを閾値と定めた。平均閾値は、LE/Stmで108.3μA(100-125μA)、F344/Stmで175.0μA(75-275μA)であった。
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