研究課題
基盤研究(B)
脳腫瘍、特にグリオーマは各種補助療法を行っても悪性の予後不良な疾患でありより有効な治療法の開発が望まれている。この際、本腫瘍は頭蓋外への転移を起こさないため手術後の局所再発さえ制御できれば患者の長期生存が期待できる。そこで本研究では超音波を用いマイクロバブルなどの超音波造影剤を利用して治療(セラピー)と診断(ディアグノーシス)とを局所で同時に行なういわゆるセラグノーシスのシステム開発を行っている。研究内容は(1) 新規3次元脳腫瘍モデル、(2) 音響化学活性物質、(3) 脳腫瘍イメージング用診断プローブ、(4) 新規治療用トランスデューサーと照射装置、の4要素から構成される。最終的には診断と治療ができる装置を実際に試作する。
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Anticancer Research 29
ページ: 235-242