研究課題/領域番号 |
18300187
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研究機関 | 吉備国際大学 |
研究代表者 |
河村 顕治 吉備国際大学, 保健科学部, 教授 (40278974)
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研究分担者 |
加納 良男 吉備国際大学, 保健科学部, 教授 (70116200)
山本 敏泰 岡山理科大学, 工学部, 教授 (20412158)
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キーワード | 電気機器工学 / 生物・生体工学 / 医療・福祉 / 神経科学 / リハビリテーション / 電気刺激 / 閉運動連鎖 / 筋収縮 |
研究概要 |
(1)人体における身体揺動刺激と電気刺激の併用作用の解析 荷重立位で周期的身体揺動刺激とそれに同期した筋電気刺激を同時に加え、その相乗効果を詳細に検討するために電気刺激併用型水平揺動運動装置を試作した。また、筋電計測機能付きEMS装置の一次試作を行った。本研究では、第1に随意運動と電気刺激を併用した場合の筋線維組成の変化の基礎的検討、第2に立位揺動刺激時の電気刺激による適切な刺激部位と、その刺激手法について検討を行うこととした。第1の検討においては等尺性CKC訓練用実験装置、およびそのインタフェース、更には訓練前後筋活動特性の記録用多チャンネル筋電位表面電極の基礎的検討を進めた。第2については、連続揺動刺激においては、基本的な足・股関節型をもとに新しい表現が必要であることが示唆された。例えば周波数を2Hz以上に上げていくと反応のバラツキが大きくなっていく。これは筋電図でも確認できるが、股関節周囲筋のみならず、足関節周囲においても変化が大きくなる。単一揺動刺激では高齢化に伴い腰部の反応の遅れなどが顕著であることは実験を通じて確認しているが、連続揺動刺激時の反応についても更に検討を進める。 (2)電気刺激神経細胞培養による電気刺激の作用の解析 我々は、ラット副腎髄質褐色細胞腫由来の神経細胞であるPC12変異細胞(PC12m3)に直接電気を与え、その影響を調べている。100mAで30分通電したところ非常に高い神経突起の形成が観察されたが、電気刺激の時間を100mAで60分にしたところ多くの細胞はアポトーシスを起こした。
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