研究課題/領域番号 |
18300204
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
木原 成一郎 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20214851)
|
研究分担者 |
徳永 隆治 安田女子大学, 文学部, 教授 (60310843)
平井 章 島根大学, 教育学部, 教授 (30165146)
梅野 圭史 鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (30263875)
日野 克博 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (40304662)
刈谷 三郎 高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 教授 (00136368)
|
キーワード | 体育教師教育プログラム / 実践的指導力 / 教員養成 / 教育実習 / 技術的実践 / 反省的実践 / 模擬授業 / 反省 |
研究概要 |
本年度は最終年度にあたるため、研究の総括とそれに必要な作業を中心に行った。 1、前年度に日野氏と米村氏が中心となって教員養成段階で身についた「実践的指導力」を調査する方法として、学生に視聴させる体育授業のビデオ教材を開発した。本年度は、学生にこのビデオ教材を視聴後自由に質問紙に感想を記述させ、その記述をKJ法を用いて分類し、「実践的指導力」の下位項目と考えられるカテゴリーを取り出した。 2、さらに、研究分担者の所属する大学で行う模擬授業や教育実習の反省会の前後に、この開発したビデオ教材を視聴させて学生に自由な感想を記述させ、この「実践的指導力」の下位項目と考えられるカテゴリーを基準として、「実践的指導力」の到達状況を把握した。その到達状況の結果をもとに、対象とした学部、コースの体育科教育関連科目(教育実習を含む)の改善点を明らかにした。 3、これまで得られた知見に基づき「技術的実践」と「反省的実践」の双方からなる「実践的指導力」を向上させるための、模擬授業や教育実習での教える体験とその体験を省察する理論的学習の双方を結合させる体育教師教育プログラムを開発するための原則を提案した。 4、以上の研究成果について第59回日本体育学会(早稲田大学)及び第28回スポーツ教育学会(奈良教育大学)で発表し研究成果に対する研究者のご批評とご意見をいただいた。それらのご批評とご意見を ふまえて、最終報告書を作成した。
|