研究課題/領域番号 |
18300218
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
木村 みさか 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90150573)
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研究分担者 |
岡山 寧子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (50150850)
小松 光代 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (20290223)
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キーワード | 日本人高齢者 / 身体活動量 / 二重標識水 / 加速度計 / 生活行動記録 |
研究概要 |
2年間を研究期間とする本課題の目的は、日本人高齢者の身体活動評価である。研究概要としては、体力や健康状態などの異なる前期高齢者から後期高齢者までの幅広い高齢者を対象に、二重標識水による総エネルギー消費量を測定するとともに、各種簡便法の精度や問題点を検討することにある。 具体的な測定・調査項目としてはく1.基本健康調査(1)問診:現在の健康状態、既往歴、運動実施状況、生活環境など、(2)血圧、(3)形態および体組成の計測:身長、体重、BMI、腹囲、体脂肪量(キャリパー法)、筋量(PhysionXP:フィジオン社製)、2.代謝量の測定(1)1日総エネルギー消費量の測定(DLW法)(2)基礎代謝量(早朝起床時)の測定(呼気ガス法)、3.簡便法による身体活動量の測定(1)加速度活動量計ライフコーダーEX(1軸センサ加速度計:スズケン)、インテリジェント・カロリー・メーターICC(3軸センサ加速度計:ITリサーチ社製)、(2)生活時間調査:自記式用紙を用い、主な生活行動時間を記録、(3)質問紙JALSPAQ(Japan Arteriosclerosis Longitudinal Study Physical Activity Questionnaire)、4.食事調査(身体活動量調査期間の食事について、摂取した全ての飲食物を自記式用紙に記入するとともに写真撮影する。栄養価計算はWellness21(トップビジネス社)で行う)である。 初年度は、先ず、2名を対象者としてプレテストを行い、方法上の課題を検討した。その後、健康な高齢者36名(64〜87歳、男性14名、女性18名)を対象とした測定・調査を実施し、この結果から、DLWによる健康な日本人高齢者のエネルギー消費量(総エネルギー消費量、基礎代謝量、PAL)の実態と、このような高齢者の活動量に影響を及ぼす日常生活行動が明らかになった。
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