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2008 年度 実績報告書

ライフスキル形成を基礎とする薬物乱用防止教育の長期的効果に関する大規模評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 18300222
研究機関神戸大学

研究代表者

川畑 徹朗  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (50134416)

研究分担者 石川 哲也  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (60082989)
中村 晴信  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (10322140)
キーワードライフスキル教育 / 喫煙,飲酒,薬物乱用防止教育 / 小・中学生
研究概要

本年度は,プログラムの有効性に関する評価研究の2年目に当たる。
小学校における評価研究は,広島県福山市の小学校4校,茨城県鉾田市の小学校2校を研究対象校とし,準実験計画法に則り,それぞれの地域の半数の学校をプログラム実施校,半数の学校を対照校とした。
使用した小学校6年生用のプログラムは,本プロジェクトが独自に開発したものであり,全11時間で構成され,個性の尊重に関わる内容(2時間),対人関係スキルに関わる内容(3時間),意志決定スキルに関わる内容(1時間),目標設定スキルに関わる内容(4時間),ボランティア活動からなっている。
中学校における評価研究は,新潟県村上市の中学校2校,同県胎内市の中学校2校を研究対象校とし,準実験計画法に則り,それぞれの地域の半数の学校をプログラム実施校,半数の学校を対照校とした。ただし,胎内市の中学校のプログラム実施校においては、学校側の事情によってほとんどプログラムが実施できず,結果的に2年間にわたってプログラムを継続的に実施できたのは,村上市の中学校1校であった。
使用した中学校2年生用のプログラムは,JKYBライフスキル教育研究会が開発したものであり,全14時間で構成され,個性の尊重に関わる内容(1時間),対人関係スキルに関わる内容(9時間),意志決定スキルに関わる内容(2時間),ボランティア活動で構成される。
平成21年3月に,小学校では最終の事後調査を,中学校では2回目の事後調査を実施し,平成21年6月までに解析を終了し,報告書を作成する予定である。なお,各学校の授業担当者による中間報告によれば,ライフスキル教育が児童生徒はもとより,授業参観や学校だよりを通じて保護者にもなじみ深いものとなり,自分の生き方を考える時間として定着してきたことが窺えた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 青少年の危険行動防止とライフスキル教育2008

    • 著者名/発表者名
      川畑 徹朗
    • 学会等名
      第5 5回日本学校保健学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2008-11-16
  • [図書] 「きずなを強める心の能力」を育てるJKYBライフスキル教育プログラム 小学校5年生用2008

    • 著者名/発表者名
      川畑 徹朗, 他
    • 総ページ数
      150
    • 出版者
      東山書房

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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