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2008 年度 実績報告書

包括的学校安全対策に対する評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18300223
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

西岡 伸紀  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90198432)

研究分担者 勝野 眞吾  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 副学長 (70098523)
石川 哲也  神戸大学, 発達科学部, 教授 (60082989)
衛藤 隆  東京大学, 教育学研究科, 教授 (20143464)
鬼頭 英明  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90161512)
キーワード包括的学校安全対策 / 評価システム
研究概要

学校安全対策評価システムは,(株)日立公共システムサービスの協力を得て,XMLにより作成した。コンテンツとは,利用目的,利用方法,評価項目,各評価項目の実施頻度,集計結果(実施状況,包括性の程度,以前の結果との比較)から成る。また,評価の領域は,安全教育,施設・設備等の点検と連携,教員研修とした。安全課題としては,登下校中,在校中,校外授業中,在宅中などにおける日常的事故,交通事故,犯罪被害,自然災害,応急手当等とした。評価では,上位のレベルから,領域,点検項目,具体項目を設けた。具体的には,領域「安全教育」では,点検項目として「登下校での防犯」「校舎内への不審者侵入に対する防犯」を設け,点検項目の下に具体項目を設けた。例えば「登下校での防犯」の具体項目は,「通学における様々な危険」,「通学路の危険箇所や危険な状況」,「登下校の仕方」等7つから成る。点検項目(及び具体項目)の数は,安全教育41(94),施設・設備等の点検と連携33(105),教員研修23(65)となった。点検では,必要な点検項目を選択し,その中の具体項目をチェックする。また,領域別の実施状況の包括性をHaddon Matrix(以下HMとする)により確認できる。具体的には,HMの各セル別に,実施率を20%あるいは30%毎の段階で丸記号により表示した。さらに,過去評価結果との比較は点検項目別に行えるようにし,実施状況の向上,不変,低下を矢印記号で示した。データの途中保存,最終保存等も含め,必要な要求はほぼ実装化できた。ただし,評価項目の精選,HMによる評価法に課題が残った。例えば,管理職用と一般教員用の評価項目の分別と整理,評価項目の学校の選択機能の充実などである。各学校の安全実態や安全体制が異なり必要な評価項目が異なるため,統一的項目の提示は難しいが,さらに精選を進める。HMによ
る評価は概ね適切と判断できたが,評価の手順に意見も述べられ,手順を一層精査する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 安全で安心な社会づくりと安全教育2009

    • 著者名/発表者名
      西岡伸紀
    • 雑誌名

      中等教育資料 872号

      ページ: 20-25

  • [雑誌論文] 小学生の防犯能力の測定, 評価に関する予備的研究-誘拐防止を中心とした先行研究の分析-2009

    • 著者名/発表者名
      西岡伸紀, 衛藤隆, 他5名
    • 雑誌名

      日本セイフティプロモーシヨン学会誌 2巻

      ページ: 71-75

    • 査読あり
  • [学会発表] 包括的学校安全対策に対する評価システムの開発(2)-評価項目の改訂-2008

    • 著者名/発表者名
      西岡伸紀, 石川哲也, 衛藤隆, 鬼頭英明, 勝野沢吾, 他2名
    • 学会等名
      第55回日本学校保健学会
    • 発表場所
      愛知学院大学楠元キャンパス(愛知)
    • 年月日
      2008-11-16

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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