IT環境が整っている30・40歳代男性勤務者を対象とし、インターネットを活用して食事摂取状況、身体活動状況、喫煙を含む生活習慣のアセスメントを行い、それに基づいて個別の食事指導、運動指導、その他の生活指導プログラムを実行できるような双方向性のシステムを開発する。インターネットを活用することにより、行動変容に繋がる動機付け支援を含めた改善プログラムを、勤務時間に縛られることなく利用できるようにする。 日常生活の中で継続可能な内臓脂肪型肥満の予防法として食事と運動のプログラムを考案し、その介入効果を科学的に判定する。教育による介入前後の比較のみではなく、介入開始時期をずらすことによって、交互法による無作為化比較デザインにより研究を行う。教育による介入期間は1年とする。対象者を無作為に2群に分け、前期教育群と後期教育群とする。後期教育群は、前期教育群の対照群とする。本研究の目的は、働き盛りの男性のための科学的根拠に基づく、実行可能な内臓脂肪型肥満の予防法を確立することである。
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