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2008 年度 実績報告書

身体活動量増強を目的とした職域行動変容プログラムの開発および評価

研究課題

研究課題/領域番号 18300235
研究機関早稲田大学

研究代表者

竹中 晃二  早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80103133)

キーワード身体活動 / 行動変容 / トランスセオレティカルモデル / 職域 / e-learning / 健康づくり新聞 / 歩数計
研究概要

本研究の目的は,生活習慣病罹患に影響を与える健康行動の中でも,特にわが国の職域において介入が困難とされてきた身体活動(運動・スポーツを含む日常の身体活動全般)について,勤労中高年者を対象に効果的な活動量増強を目指したプログラムを開発し,職種や企業風土に関連させながらそれらの効果を多様な観点から検証することであった.
平成20年度においては、コンピュータ環境が整った職域において,インターネットを用いた動画による健康教育の講習,対面講習会,身体活動量測定機器による測定と個人ページの設置,e-mail相談,および電子掲示板を使った介入プログラムを3カ月間実施し,その効果を検証した.インターネットを用いた動画による健康教育では,あらかじめ対象者の行動変容ステージ(前熟考,熟考,準備,実行,および維持ステージ)を評価した上で,初期ステージ(前熟考および熟考ステージ)と後期ステージ(準備,実行,および維持ステージ)に分け,それぞれのステージに適合した情報を提供した.これらの効果検証については,実際の身体活動量の変化およびステージの移動をアウトカム評価とし,一方,ライフコーダの利用,インターネット健康教育の視聴,個人ページへのアクセス数講習会への参加をプロセス評価とした.本研究終了時の質問調査の回収率は,開始時で77%,中間時で89%,そして終了時で76%と高率を上げ,身体活動量の改善および高次ステージの移動が見られた.
以上の結果より,コンピュータ環境の整った職域ではその特徴を生かした介入プログラムが効果的であることがわかった.

  • 研究成果

    (21件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (11件) 図書 (7件)

  • [雑誌論文] 子どもの健康関連体力を養うための行動科学的アプローチ : 体力目標ではなく行動目標を2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二
    • 雑誌名

      子どもの健康科学(日本子ども健康科学会誌) 9

      ページ: 55-60

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 運動・身体活動の実施を勧める : ハイリスクアプローチとポピュレーシヨンアプローチに必要な行動変容の課題2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二
    • 雑誌名

      糖尿病マスター 6

      ページ: 67-73

  • [雑誌論文] 健診実施率を高める努力とは? 効果的なポピュレーシヨンアプローチを考える2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二, 澤, 浜崎伸夫
    • 雑誌名

      保健師ジャーナル 63

      ページ: 1096-1101

  • [学会発表] ストレス対処に果たすスモールチェンジ行動の調査2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二・大場ゆかり・満石寿
    • 学会等名
      日本ストレスマネジメント学会第7回学術大会(優秀研究発表賞受賞)
    • 発表場所
      関西福祉科学大学
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] 健康行動変容 : 理論を実践に活かす2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二
    • 学会等名
      日本健康心理学会第21回大会ワークショップ
    • 発表場所
      桜美林大学
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] スモールチェンジ健康づくり介入に関わる予備調査2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二・大場ゆかり・緑川裕美
    • 学会等名
      日本健康心理学会第21回大会
    • 発表場所
      桜美林大学
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] 運動中における勘定および心臓血管系の反応2008

    • 著者名/発表者名
      満石寿・竹中晃二・長野祐一郎
    • 学会等名
      日本健康心理学会第21回大会
    • 発表場所
      桜美林大学
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] 保健指導の成否に関する原因貴族パターンの検証2008

    • 著者名/発表者名
      藤澤雄太・竹中晃二
    • 学会等名
      日本健康心理学会第21回大会
    • 発表場所
      桜美林大学
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] キャンパスの地域差による大学職員の生活習慣について2008

    • 著者名/発表者名
      万行里佳・竹中晃二
    • 学会等名
      日本健康心理学会第21回大会
    • 発表場所
      桜美林大学
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] 身体活動ガイドライン策定に関する予備的研究2008

    • 著者名/発表者名
      堀内明子・竹中晃二・前泊成人
    • 学会等名
      日本健康心理学会第21回大会
    • 発表場所
      桜美林大学
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] 禁煙支援におけるヘルスコミュニケーシヨンの適用2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二
    • 学会等名
      第3回日本禁煙科学会大会学術総会心理学分科会シンポジウム
    • 発表場所
      聖路加看護大学
    • 年月日
      2008-11-16
  • [学会発表] ヘルスコミユニケーシヨンの実際 : 事前調査, 企画, 実行, 評価2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二, 浜崎伸夫, 大場ゆかり, 藤澤雄太, 前泊成人
    • 学会等名
      日本健康心理学会第21回大会シンポジウム
    • 発表場所
      桜美林大学
    • 年月日
      2008-09-13
  • [学会発表] 健康行動における「スモールチェンジ」に関する探索的研究2008

    • 著者名/発表者名
      大場ゆかり, 竹中晃二
    • 学会等名
      日本健康心理学会第21回大会
    • 発表場所
      桜美林大学平成20年
    • 年月日
      2008-09-12
  • [学会発表] 離島地域における生活習慣病予防プログラムの開発2008

    • 著者名/発表者名
      前泊成人, 藤澤雄太, 竹中晃二
    • 学会等名
      日本健康心理学会第21回大会
    • 発表場所
      桜美林大学
    • 年月日
      2008-09-12
  • [図書] 行動変容 : 健康行動の開始・継続を促すしかけづくり2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二
    • 総ページ数
      78
    • 出版者
      健康・体力づくり事業財団
  • [図書] 健康と運動の疫学入門「行動科学理論」2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二 分担
    • 総ページ数
      239
    • 出版者
      医学出版
  • [図書] 健康福祉 : 人間科学「身体活動・運動の健康科学」2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二 分担
    • 総ページ数
      221
    • 出版者
      朝倉書店
  • [図書] メタボリックシンドローム解消ハンドブック「メタボリックシンドロームにおける行動変容」2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二 分担
    • 総ページ数
      132
    • 出版者
      杏林書院
  • [図書] 行動変容につなげる保健指導 : エビデンスと実践事例から学ぶ運動指導「運動・身体活動の行動変容」2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二 分担
    • 総ページ数
      192
    • 出版者
      中央法規出版
  • [図書] 看護におけるコミュニケーション「動機づけインタビュー」2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二 分担
    • 総ページ数
      1667-1930
    • 出版者
      へるす出版
  • [図書] 身体活動・運動と生活習慣病 : 運動生理学と最新の予防・治療「行動科学の理論・モデル」2008

    • 著者名/発表者名
      竹中晃二 分担
    • 総ページ数
      576
    • 出版者
      日本臨床社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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