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2008 年度 実績報告書

女性の健康増進のための科学的根拠の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 18300238
研究機関桐生大学

研究代表者

松村 康弘  桐生大学, 医療保健学部, 教授 (60181757)

キーワードコホート研究 / 生活習慣 / 看護師 / 妥当性 / 疾病発生状況 / 曝露情報
研究概要

全国47都道府県に在住の女性看護職を対象とした大規模コホート研究である日本ナースヘルス研究(JNHS)では、調査票による自己申告により、曝露情報および疾病の有病状況・罹患状況の調査を行っている。曝露情報および疾病発生情報の精度を高めるため、本研究における自己申告情報の妥当性検討を実施している。昨年度は、疾病発生に関して、乳がん罹患に関する妥当性検討を実施したが、本年度は、その他の主要疾患の罹患状況把握の妥当性検討方法について検討した。
主要疾患として検討したものは、心筋梗塞、狭心症、脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)、一過性脳虚血発作(TIA)、肺静脈血栓塞栓症、下肢動脈血栓症、高血圧・脂質代謝異常・糖尿病、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、胃がん、肺がん、大腸がん、肝がんである。なお、ベースライン調査から追跡2年後および4年後における各疾患の発生状況(観察総人年数:45,248人年、平均追跡期間3.2年)は、心筋梗塞:21名、狭心症:53名、脳出血:8名、脳梗塞:36名、くも膜下出血:13名、TIA:34名、乳がん75名、子宮頸がん:59名、子宮体がん:26名、卵巣がん:13名、胃がん:22名、大腸がん:19名であった。各疾患の発生状況を確認するために、当該疾患に罹患したと回答した者を対象とした、各疾に関する詳細調査票を作成した。さらに、対象者の主治医への照会用の調査票も作成した。本調査票による調査を準備中である。
また、ベースライン時点で集められた約50,000人分の調査データの固定を行うためのルールブックを作成し、それに沿ってデータの固定を実施している。

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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