研究課題/領域番号 |
18300243
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研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
安藏 裕子 昭和女子大学, 人間文化学部, 教授 (80102648)
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研究分担者 |
谷井 淑子 昭和女子大学, 生活科学部, 教授 (10095929)
角田 由美子 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (30141287)
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キーワード | データベース / 大正:昭和 / 服飾史 / 新聞:雑誌 / 生活文化史 |
研究概要 |
1.目的:昭和女子大学の服飾文化研究室には、明治、大正、昭和期の主として新聞・雑誌に記された服飾文化に関わる記事が手書き原稿で収集、蓄積されてきた。それらは、挿絵・写真等を含み、暫定的に原稿用紙約2万8千余枚が現存する。これまで近代服飾史の資料集成刊行を目的に分類整理が進められ、研究に活用される機会はあったが、その価値を充分に発揮させることが出来ない現状であった。遺品の伝世し難い服飾史研究においては、時代の世相を反映した新聞、雑誌、文学における記述は重要であり、適切な保管と活用が望まれる。それらの資料的価値を発揮させ、多様かつ有効に活用するため、記述をデータベースに格納し、研究への運用推進を目的とする。本研究課題では、大正・昭和期の記述資料を扱う。 2.平成18年度実績概要:データベースシステム構築の環境整備と原稿用紙約3000枚分の記述の電子データ化を推進した。データベースシステム構築及び運用のための環境整備は以下の通りである。 1)服飾文化研究室にサーバ機器を設置し、研究室内のLANに接続したPC端末からサーバ機器へアクセスし、WEBブラウザ上から検索を行うことに着手。将来的には昭和女子大学内からのアクセスにも対応できるようにするため、その障害とならないシステムを構築。 2)データシステムの概要 ・主システムは、NASサーバ機器(OSはWindows Storage Server)と全文検索エンジンNamazuで構成。・NASサーバ機器のファイルシステム上に研究資料の電子データを格納し、データベースを構築。 ・サーバ機器には、全文検索エンジンNamazuを実装し、キーワードによる検索に対応。 3)今後の年度別スケジュール ・平成19年度:データベース運用体制の確立、記述資料の電子データ化 ・平成20年度:データベース活用手法・機能のプログラムを開発、服飾関連用語の整理、項目の検索キーワードの抽出、服飾文化研究への活用、記述資料の電子データ化 ・平成21年度:データベース運用及び活用手法の総括、生活文化史的アプローチ方法の検討、記述資料の電子データ化の完了
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