福岡県内の全幼稚園および全保育所(園)を対象に食教育活動について調査した結果、連続性のある菜園活動は、食べようとする意欲の高まりや自然環境に対する探索心や好奇心の発達、人との関わりによる社会性の発達、感性や表現力の発達等に効果的であることが推察された。また、モデル園での連続的な菜園活動においては、偏食の改善や食材に対する愛着形成を促す効果が実証された。さらに、保護者には連続的な菜園活動が好意的に受けとめられていた。 以上の結果から、幼児の健全な食行動の形成には、連続的な菜園活動が有効であることが明らかとなった。
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