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2008 年度 実績報告書

複数の地域全世帯コホートを利用した健康寿命延伸に寄与する食習慣因子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18300256
研究機関杏林大学

研究代表者

上村 隆元  杏林大学, 医学部, 講師 (10232795)

キーワード健康寿命 / 食育・食生活 / QOL / コホート研究 / 疫学
研究概要

【概要】最終年度は平成19年度までに群馬県高崎市でのコホート集団の学童期対象人口への介入と対照集団としての世田谷区立Y小学校全児童を対象とした食育介入の効果を評価した。体組成計を購入し、これを用いて全児童を対象とした体組成の評価、その意味と食育の効果判定をフィードバックしている。また児童を足掛りに親や兄弟を参加させ全世帯介入企画を続行中である。経年的追跡の結果としてこれまでに成し得た手法(ステップ)と結果をペアにして記載する。
Result1栄養学的問題点の抽出とその報知
1、高齢者群においては、機能障害と生活習慣の関連の検討や,運動器機能・視機能・聴覚機能低下の評価を行った。また栄養学的な問題点を抽出した。
2、若年者群においては、食事習慣、睡眠などの生活習慣因子と体格、有病率、罹患率などの情報を調査し、栄養学的な問題点を抽出した。
3、不規則な生活習慣の是正が食習慣の見直しによって連動的に改善することを自覚させた。
Result2健康寿命の測定(健康効用値)の評価
1、両地域の対象集団とも現在健康効用値の評価を準備中。
2、データセットに基づくインフォームドコンセントを取得中(区立小学校)。
Result3食育および食生活に関する健康教育の開発と実施
1、食育をプライマリーな介入とする。ライフタイムで追跡が可能ならば、経年的に変化する生活習慣やその結果の運動器機能・視機能・聴覚機能低下の評価を準備中である。
Result4食育教材の開発と実施
1、劇遊びと紙芝居を組み合わせたテーマごとの食育教材の完成。(野菜の嫌いなトモ君、野菜連隊ベジレンジャー、骨太MAN、デブチンキングをやっつけろ、ダイエットは怖い?。)
Step5地域特牲を生かした効果的な食育
1、都心、地方の生活様式の相違を比較検討。両者の長所を抽出「今も生きるおじいちゃんおばあちゃんの知恵袋」などの題での教育講演活動。於;高崎市高齢者のつどい

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 予防医学の費用対効果2009

    • 著者名/発表者名
      上村隆元
    • 雑誌名

      The BONE 23-2

      ページ: 41-46

  • [学会発表] The Development, application and efficacy evaluation of“Shoku-Iku"(Diet, nutritional education) for elementary school2009

    • 著者名/発表者名
      Takamoto Uemura, et al
    • 学会等名
      The First Asia-Pacific Conference on Health Promotion and Education
    • 発表場所
      Makuhari, Chiba, Japan
    • 年月日
      2009-07-18
  • [学会発表] 高アミロース米に含まれるレジスタントスターチ含有量に及ぼす爆砕処理の影響2008

    • 著者名/発表者名
      古庄律 上村隆元
    • 学会等名
      日本食品保蔵科学会
    • 年月日
      20080600

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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