研究分担者 |
比屋根 哲 岩手大学, 連合農学研究科, 教授 (90218743)
山本 信次 岩手大学, 農学部, 准教授 (80292176)
大石 康彦 森林総合研究所, 多摩森林科学園, チーム長 (80353605)
山本 清龍 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (50323473)
小林 修 愛媛大学, 農学部, 講師 (20294788)
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研究概要 |
1.森林環境教育の体系の検討 最終年度は,報告書および書籍の出版を計画しながら,研究代表者および分担者がそれぞれの専門分野に基づいて役割分担をして,森林環境教育の枠組みと新たな体系にっいて検討した。 2.森林環境教育プログラムの開発と演習林での実践および評価に関する検討 鹿児島大学演習林,愛媛大学演習林,岩手大学演習林,東京大学富士演習林などで新たなプログラム開発と実践を行った。それぞれの活動では,参加者へのアンケート調査や観察,ビデオ解析などの手法により,プログラムの教育効果や評価について検討した。 鹿児島大学演習林では,昨年度から実施している林業体験プログラムについて,参加した児童への事前事後および半年後のアンケート調査を行い,プログラムの教育効果を明らかにした。愛媛大学演習林では,視覚障害者に対応した森林環境教育プログラムおよび教材の開発とその効果について評価を行った。 3.国内外の森林環境教育プログラムに関する調査 森林環境教育プログラムを実施している国内の自然学校等を対象として,プログラムの内容,開発方法,フィールド環境,指導者育成方法,地域との連携などにっいて現地を視察し,聞き取り調査をおこなった。また,森林環境教育の普及に関連するビジネスモデルとして,英国のパートナーシップおよびソーシャルエンタープライズの事例を視察・調査した。 4.研究会の開催 6月に東京にて,10月に岩手大学にて計2回の研究会を実施した。研究会では,分担者それぞれの研究経過の報告と議論をするとともに,本科研の報告書と,報告書をベースにした新しい森林環境教育の書籍を出版する計画について検討した。 5.研究成果の公表 本年度の研究成果については,第120回日本森林学会(2009年3月)などで発表した。
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