研究課題/領域番号 |
18300269
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
木村 捨雄 鳴門教育大学, 学校教育学部, 客員研究員(特任教授) (90000059)
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研究分担者 |
銀島 文 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 教育課程調査官 (30293327)
垣花 京子 筑波学院大学, 情報コミュニケーション学部, 教授 (50248754)
青山 和裕 鳴門教育大学, 教員教育国際協力センター, 講師 (10400657)
坂谷内 勝 国立教育政策研究所, 研究企画開発部, 総括研究官 (70187053)
三浦 元喜 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助教 (00334053)
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キーワード | 不確実性 / 統計教育 / e-Stat / 統計的認識の知的発達構造 / 統計的探究能力 / 正解のない世界の現象認識 / 統計教育カリキュラム開発 / 知の創造社会 |
研究概要 |
1"知の創造社会"に向けた新しい児童生徒の統計的認識の構造的および発達的解明 「確実性現象」に対する「不確実性現象」に対する認識方法(捉え方)の構造的特質について再検討し、不確実性を事象の安定性と非安定性に分け、6つの基本性質をまとめ直し調査を行なった。(1)児童生徒の「確実性-不確実性現象」理解に対する認識方法〔(1)確実性現象に対する認識方法に加え、基礎的基盤的な不確実度判断を加え、(2)安定的な不確実性現象と(3)非安定的な不確実性現象に対する認識方法(5段階統一性・多様性理解と探索モデル)〕と(2)「正解のない世界-正解のある世界」に広がる統計的探究能力・認識方法の発達に関する調査(調査項目数80)を開発し、統計教育協力校の小学校(4年と6年生)と中学校(2年生)を対象に調査を行ったが、不確実性の認識は中学生でも殆ど形成されておらず、また、数量的な統計的な傾向の把握(大きさ・多さ、増減、上昇下降、低減等の理解)ができても、意味を伴う時の解釈・判断(活用力・応用力)は半減する。 2"知の創造社会"に向けた新しい統計的探究能力を育てるe-Stat統計教育学習コンテンツ開発と実践的利用 児童生徒の認識構造の構造的・発達的特質、新しい統計的探究能力の特質の統計認識調査結果に基づき、小学校と高等学校段階および教師のための統計教育の授業展開を支えるウェブ・ラーニングを開発し、鳴門教育大学から全国公開利用の展開を開始した。(1)小学生向けe-Stat統計教育(1から6学年)、(2)高校生向けe-Stat統計教育(6章構成)、(3)教師向けe-Stat統計教育(統計教育の授業研究・理論、統計教育実践授業、グラフコンクールの3章構成)、(4)教師・研究者・市民のためのe-Learning統計教育研究講座ウェブ・ラーニング(11編の研究論文)
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