研究課題
1.歯科臨床シミュレーション教育システムの活用とフィードバック(1)教材内部評価の実施今年度内に本学にて独自に作成された、歯科臨床のコンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)を、歯学部シミュレーション教材作成小委員会・作業部会にて内部評価した。(2)教材レビューシステムの構築上記内部評価が終了した教材を、2名の評価者(教材作成者以外の当該教材内容の専門家1名と当該教材専門外の者1名)に評価させ、専門的見地および専門外の立場から教材のレビュー・修正を行った。(3)教材を実施した学習者からのフィードバック教材をサーバからオンデマンド配信し、アカウントを配布した歯学科4年生、5年生、6年生に実施させて、教材の流れや意図がつかみにくかった点、解説で理解しにくかった点、自ら選んだ選択肢が不適切である理由が理解できなかった点等を、サーバ上でアンケート調査することによって教材および教育システムを評価させ、教材作成者にフィードバックして教材の改訂を行った。2.歯科臨床シミュレーション教育システムの有効性の解析に関する準備(1)教材実施履歴の蓄積・抽出の試行歯学科4年生、5年生、6年生に、それぞれ指定した教材をサーバ経由で実施させ、教材実施履歴、および学生による教材評価結果を蓄積・抽出した。サーバ経由での教材実施、教材評価の実施可能性を確認した。(2)教材の評価十分な数の教材を十分な数の学生に実施されられた歯学科4年生の実施履歴、教材評価結果について、ロジスティック回帰分析を施行し、評価方法を検討している。