研究課題/領域番号 |
18300278
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
木下 淳博 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10242207)
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研究分担者 |
荒木 孝二 医歯学教育システム研究センター, 教授 (70167998)
小長谷 光 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (20251548)
吉岡 隆知 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (60323698)
樺沢 勇司 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (10396963)
南 一郎 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (70396951)
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キーワード | 歯学 / 科学教育 / 臨床教育 / 教育学 / e-learning / コンピュータシミュレーション / 教育システム / 教材開発 |
研究概要 |
1.医歯学シミュレーション教育システムの活用とフィードバック (1) 教材評価の実施 今年度内に本学にて独自に作成される、医歯学シミュレーション教材(以下「教材」)を、歯学部教育シミュレーション作成小委員会・作業部会にて評価した。 (2) 教材レビューの実施 上記評価が終了した教材を、2名の評価者に評価させ、専門的見地および専門外の立場から教材のレビュー・修正を行った。 (3) 教材を実施する学習者からのフィードバック 教材をサーバ上で歯学科、口腔保健学科、保健衛生学科の学生に実施させて、教材の流れや意図がつかみにくかった点、解説で理解しにくかった点、自ら選んだ選択肢が不適切である理由が理解できなかった点等を評価させ、教材作成者にフィードバックして教材の改訂を行った。 2.医歯学シミュレーション教育システムの有効性の解析 (1) 教材実施履歴の蓄積・抽出 歯学科、口腔保健学科、保健衛生学科の学生に、それぞれ指定した教材をサーバ経由で実施させ、教材実施履歴、および学生による教材評価結果を蓄積、抽出した。 (2) 教材の評価 学生は教材に興味を持ち、教材の内容は将来役に立つと考えていた。学生にとっては未履修の内容が多く、難しく感じたが、教材の設問に使用された画像と解答に対する解説により多くの知識を修得できた。ソフトシム教材の操作性に改善の余地はあるものの、教材をもっと体験したい、今後ともこの実習を継続して欲しいと要望した。教材を通して、他の授業や実習に対する興味を深めることができたと回答した。卒前学生にとって難易度は高いものの、教材は臨床の知識を学ぶために有効であることが示された。
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