研究課題/領域番号 |
18300279
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
牟田 博光 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70090925)
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研究分担者 |
中川 正宣 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (40155685)
山岸 候彦 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (70286136)
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キーワード | 国際協力 / 評価手法 / 質保証 / 開発援助 / ロジックモデル / インパクト / アウトカム / 中間指標 |
研究概要 |
本研究は、教育工学分野の国際協力活動を中心に、国際協力活動の質を担保するための評価手法、仕組みに関する教育工学的な総合的研究を行い、評価を客観化、透明化する観点から、具体的な手法、仕組みを提案し、その成果をプロジェクト・デザインの改善を通じて実際の協力活動に応用させることにより、国際協力の質を担保、向上させることを目的とするものである。 評価の質を高め、その結果をフィードバックし、それによってプロジェクト・デザインを改善してより良いプロジェクトを実施するために、以下のサブ研究を行った。 1) 評価報告書の内容分析に関する研究 ・二次評価手法についてはこれまでOECD-DACの評価5項目に沿って、独自に評価の視点を開発してきたが、それを実際の二次評価に用いた結果に基づきさらに改良した。 ・前年度に引き続き一次評価の事例を新しく収集し、改訂した評価視点に基づいて二次評価を行うことによって、データの蓄積を行った。 ・これまで累積してきた二次評価結果のデータを詳細に分析することにより、どのような要因がプロジェクトの成果を説明するかについて、分析を行う事により、二次評価結果の活用を図った。 2) 研修の評価に関する研究 ・評価の困難な分野に短期研修の評価がある。実施期間関が短いこと、費用が相対的に小さいこと、計量的な評価が困難なことなどからこれまでほとんど評価されてこなかった。しかし、二次評価手法の援用により、具体的な事例に沿って、評価手法を開発した。
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