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2007 年度 実績報告書

メディア統合形LMSを用いた遠隔大学院の教育システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18300287
研究機関岐阜大学

研究代表者

加藤 直樹  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (30252117)

研究分担者 古田 善伯  岐阜大学, 教育学部, 教授 (30015854)
石渡 哲哉  岐阜大学, 教育学部, 准教授 (50334917)
今井 亜湖  岐阜大学, 教育学部, 准教授 (50367083)
村瀬 康一郎  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (80150027)
益子 典文  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (10219321)
キーワード遠隔教育 / 大学院 / 教育システム / e-Learning
研究概要

岐阜大学教育学研究科では,働きながら学ぶ現職教師等を対象とした遠隔によるインターネット型大学院(eee)を平成19年度から実施し,入学から学位取得までを可能とする遠隔大学院の取組みとして展開してきた。メディア統合型LMSは,この遠隔大学院を支える主要な教育システムであり,その活用をカリキュラム運用キューブモデルの教育内容,教育方法,運用の3観点から検討してきた。
教育内容・教育方法の観点からは,非同期型の遠隔授業を採用している自由選択科目について検討し,履修状況と受講生の評価について分析した。自由選択科目は専攻の専門科目とは別に開講され現職教師等が現代的教育課題等についての知見を広めることを目的としており基礎的な内容から教育事例までを扱うよう配慮することで適切な難易度と評価された。教育方法では学習進行を自己管理することが課題となるが,学習期間中に適度に講義ビデオと課題を計画的に分散して提示することで学習進行を円滑にし,掲示板への課題提出により相互作用の活動が出現することを示した。
また,遠隔大学における離れた場所で学ぶ学生の仲間意識の形成についての知見を得るために,2年間の変容を調査した結果,初期の非対面遠隔講義において高機能テレビ会議とLMSの組み合わせで仲間意識を向上させることは可能であるが数か月を経過後は低下傾向を示す,この時期に対面講義を設定することで仲間意識は飛躍的に向上し,終期ではテレビ会議が仲間意識の維持に優位でLMSは補助的な役割となることを示した。
さらに,統合型LMSは教育活動の情報基盤となる教育支援システムであるとの視点から,組織的開発と活用に関わる統合化プロセスを振り返ることで統合化プロセスを検討した。理念形成と開発視点の転換,のシステムで扱う情報内容の視点からの統合,機能充実を組織的な連携意識を基盤として推進の過程を経ることを示した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 働きながら学ぶ教師を対象とした遠隔講義の授業設計2007

    • 著者名/発表者名
      今井亜湖
    • 学会等名
      日本教育工学会第23回全国大会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-09-24
  • [学会発表] 大学における教育支援システムの統合化 -岐阜大学AIMS-Gifuの開発-2007

    • 著者名/発表者名
      加藤直樹, 村瀬康一郎, 益子典文
    • 学会等名
      日本教育工学会第23回全国大会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-09-22
  • [学会発表] 働きながら学ぶ現職教師のための遠隔大学院の展開(7)-学習における「仲間意織の変化と講義方法との関係に関する一考察-2007

    • 著者名/発表者名
      益子典文, 加藤直樹, 村瀬康一郎
    • 学会等名
      日本教育工学会第23回全国大会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-09-22

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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