研究分担者 |
今井 亜湖 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (50367083)
村瀬 康一郎 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (80150027)
益子 典文 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (10219321)
松原 正也 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 准教授 (80281046)
興戸 律子 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教 (00362179)
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研究概要 |
遠隔大学院におけるカリキュラム運用のキューブモデルを適用して,働きながら学ぶ現職教員等の入学から学位取得,及び修了後の持続的な実践研究を意図した教育システムを検討してきた。また,働きながら学ぶという教育的意味について整理し遠隔大学院の教育システムの強みについて分析した。その結果,持続的な実践研究者の育成を目標とすべきとの合意を得ることができた。そこで,本年度の研究では先輩モデルに配慮した教育システムとすることを意図して,先輩・後輩が一堂に会する対面授業の構成について再検討し,相互の対話を増加させるべく先輩による研究のポスターセッションを組み入れたプログラムを開発した。 さらに,メディア統合型LMSによる教育の情報化は,少なからず教育経営の観点を有しており,その観点からの情報システムとなるべきである。しかし,教育経営における情報手段の活用という視点からは充分な実践研究の知見を蓄積できていないことが指摘され,産業界の経営情報システムの変遷を踏まえた情報化モデルとして検討する必要があるとの考えに至った。そこで,学校における授業に関する情報の流れを分析して改善サイクルの特徴的課題を示すとともに,情報化計画を支援するための情報モデルの枠組みを検討した。教育経営における改善サイクルの機能を情報システムが一体的に支援するためには,情報の関連性と流れに着目したモデルを設定することが有効となると考え,(1)判断系,(2)計画系,(3)実務支援系,(4)実績把握系,(5)分析系の5つの機能に分解しその関係性として情報化モデルの枠組みを提案した。
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