研究概要 |
働きながら学ぶ社会人を対象とした遠隔大学院における入学から学位取得までのトータルな遠隔教育システムを教育内容, 教育方法, 運用の側面から検討する必要があり, これをカリキュラム運用のキューブモデルとして開発する。すなわち教育内容としての(1)体験型演習, (2)実践型課題, (3)知識提供型コンテンツの構成, 教育方法としての(4)メディア利用法, (5)教材開発法, (6)学習設計手法, 運用としての(7)コース(科目)の配置, (8)受講パターン(修業年限や履修モデル), (9)運用支援体制の各要素を立体的に検討評価する枠組の構成を必要とする。 さらに, 上記(1)~(9)の要素は, 遠隔教育を支えるICT基盤としてのテレビ会議等の同期とVOD等非同期のシステムと密接に関係づけられるため基盤としてメディア統合型LMSの活用を前提としつつその機能の改善を図るものとする。具体的な研究内容を以下に示す。 (1) 働きながら学ぶ現職教師に適する教育内容の開発 (2) インターネットを用いて自宅や職場等での学習に配慮した教育方法の開発 (3) 遠隔大学院の入学から学位取得までを見通したカリキュラム運用の開発 (4) インターネット型の大学院における情報基盤としてのメディア統合型LMSの機能改善 (5) 遠隔大学院のカリキュラム運用キューブモデルに基づく教育システムの開発
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