研究課題
討論の参加者のアンケートに対する回答を回収し、回答結果に基づいてグループ分けする教育システムを試作した。そこでは、参加者の回答間の'距離'に基づいてグループ分けるアルゴリズムを導入した。その際、グループ内で回答の'距離'がなるべく大きくなるようにグループ分けする場合と、小さくなるようにグループ分けする場合のいずれでも処理できるように場合分けした。これにより、グループ分けの基準に関する複眼的な観点から、2通りの処理結果を行うシステムが開発された。本システムを学生集団に適用し、グループ内回答距離が小さい場合と大きい場合の比較を評価した。そこでは、就職の面接に関し、質問に対する回答例を提示し、その回答に対して印象が最も近い意見を選択肢として回答させた。そして、その回答に基づいてグループ分けし、討論させた。評価の結果、「回答結果がグループ内で異なっているほうが(似ているよりも)、充実感がある」という意見が多いことが明らかになった。今回は、アンケートシステムの討論素材として、企業面接に関するものを採り上げたが、その他の作業として、さまざまな領域の討論素材にて実験を行えるよう、高等教育に関する素材を一部開発した。
すべて 2007
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Int'l Journal of Computers, Communication & Control 2-1
ページ: 66-73
笑い学研究 14
ページ: 20-25