研究課題/領域番号 |
18300295
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
堀 有行 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (80190221)
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研究分担者 |
黒田 尚宏 金沢医科大学, 医学部, 助教 (80333160)
鈴木 孝治 金沢医科大学, 医学部, 教授 (70064615)
安田 幸雄 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80097443)
相野田 紀子 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (50064605)
大原 義朗 金沢医科大学, 医学部, 教授 (50203914)
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キーワード | 学外臨床教育 / 教育支援システム / 学外実習 / 音声 / ネットワーク / 報告能力 / プレゼンテーション能力 / 問題解決能力 |
研究概要 |
平成19年度は (1)システム構築に関して:前期(4月〜8月)に学外臨床実習の受入機関と大学との間のネットワークを構築し、開発した学外臨床教育支援システムのソフトを導入した。ネットワークは、VPN(Virtual Private Network)とサーバと利用者(クライアント)間のすべての経路を暗号化するSSL(Secure Socket Layer)による通信方式を併用し、セキュリティーの信頼性を高めた。さらに、平成18年度に構築した「音声」による報告システムをネットワーク上で運用可能とするために、ボイスメールシステムを構築した。(担当:研究代表者:堀有行、研究分担者:黒田尚宏) (2)実証実験に関して:後期(9月〜3月)に本研究に基づく学外臨床教育トライアルを開始した。(担当:研究代表者:堀有行、研究分担者:安田幸雄、相野田紀子)、さらに、臨床技能のトレーニングとして模擬患者に対して行う医療面接を録画して(担当:研究代表者:堀有行、研究分担者:安田幸雄、相野田紀子、鈴木孝治)、学生が閲覧、復習するシステム(動画配信システム)を構築し、学外臨床教育支援システムに組み込んだ。第4学年100名に対して本システムのトライアルを行い、臨床技能のトレーニングに有用性が実証された(担当:研究代表者:堀有行、研究分担者:安田幸雄、相野田紀子、鈴木孝治)。 本研究の対象は当初の5学年に限定していたが、その有用性から対象学年は限定しないこととした。さらに、学内の臨床実習への応用ならびに、他学部の実習教育における応用が期待され、本システムの実証実験の範囲を医学部のみならず他学部の協力の下に進め、全国医学部のみならず大学教育の様々な教育環境で利用可能なシステムの提供に寄与したいと考える。
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