研究課題/領域番号 |
18300297
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研究機関 | 福山大学 |
研究代表者 |
三宅 正太郎 福山大学, 人間文化学部, 教授 (50107017)
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研究分担者 |
小笠原 喜康 日本大学, 文理学部, 教授 (20194417)
鈴木 克明 熊本大学, 大学院・社会文化研究科, 教授 (90206467)
村野井 均 茨城大学, 教育学部, 教授 (10182130)
岡部 昌樹 金沢星稜大学, 経済学部, 教授 (10319030)
黒上 晴夫 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20215081)
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キーワード | メディア・リテラシー / 学習リソース開発 / リソースガイド開発 / 開発研究 / メディア教育 |
研究概要 |
○本研究の目的は、発達段階を考慮したメディア・リテラシー教育を行うための教師用リソースガイドと、それと連動した学習者用学習リソースを開発することである。 対象とするのは初等教育である。このリソースガイドは、教師自身がメディア・リテラシーに関する知識を獲得すると同時に、その教え方は学習リソースの活用方法を含む内容とする。教材の形態は、題材に応じて、テキスト(書籍など)、動画(DVDなど),Webから選択し、適宜組み合わせる。作成したリソースガイドと学習リソースは、学習効果の評価研究と教材の形成的な評価を行い、実用的なものにすることにある。 ○18年度の研究実績概要 そのため期間中に次の活動を行った 1.メディア・リテラシー研究の理論に依拠した教育内容の整理。 2.発達段階に着目した学習内容と教育方法の系統的整理のため、国内外のメディア・リテラシーに関する先行研究、教材、教育実践事例の収集、メディア教育の現場を調査し、学習リソースで提供する学習内容と教育方法を分析した。発達段階に着目した学習理論とメディア教育の方法に関する先行研究の知見を活かし、系統性の整理を行った。また、メディア学習の学習効果測定、フィールドサーチ・インタビュー法によるベテラン教師の授業方略の抽出。 3.インストラクショナル・デザインの知見に基づくリソース作成と形成的評価 1、2の知見に基づき、学習リソース及び教師用リソースガイドのプロトタイプの開発を行うため、総務省はじめ、メディアリテラシー教育用学習リソースとしての教材セットの分析評価を、教育メディア学会のワークショップとして会員の協力の下に行った。 4.得られた知見について、諸外国と研究交流を行うため、打ち合わせ アメリカ、イギリス、韓国で、メディアリテラシー教育に関する学習リソースの研究開発の事情調査と情報交換を行った。
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