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2007 年度 実績報告書

ITと環境問題-電気・電子機器廃棄物を中心として-

研究課題

研究課題/領域番号 18310026
研究機関北海道大学

研究代表者

吉田 文和  北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (70113644)

研究分担者 寺西 俊一  一橋大学, 大学院・経済学学研究科, 教授 (30134878)
山下 英俊  一橋大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (50323449)
外川 健一  熊本大学, 法学部, 教授 (90264118)
キーワード電気電子廃棄物 / アジア / リサイクル / 越境移動 / バーゼル条約
研究概要

今年度は、各メンバーが担当分野で研究をかさねつつ、2008年2月には第3回アジア環境資源経済研究会を一橋大学で開催し、本研究費の支援もあって成功裏に行われた。そのProceedingsも刊行された。そのPlenary Sessionのテーマは、本研究のアジアにおける環境ガバナンスと電気電子廃棄物問題であり、本研究メンバーを中心に、中国・韓国・台湾の専門研究者を交えた研究報告と討論が行われたことは意義深い。この会議をきっかけに、3月には中国浙江省における電気電子廃棄物のリサイクルの実態調査を日中共同で行うことができたのは成果である。その調査報告はできるだけ早い機会に公表する予定である。次ぎに各メンバーの中心研究課題について述べる。
吉田は、アジアの廃棄電気電子廃棄物問題、日本の家電リサイクル制度について、EUとの比較研究を行って、研究報告を行っている。また、日本の循環型社会と中国との比較も行っている。
寺西は、アジアの環境国際協力について、NGOを含めた多様な主体間の協力の可能性について研究している。
外川は、アジアにおける自動車リサイクルと電気電子廃棄物の比較・関係の調査研究を行っている。
山下は、金属のアジアにおける資源循環について理論的かつ実証的に研究を行っている。
さらに、全体として、第五次『アジア環境白書』刊行に向けた準備を行いながら、まとめる方向である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「地球環境保全と国際環境協力」2008

    • 著者名/発表者名
      寺西俊一
    • 雑誌名

      『都市問題』(財団法人東京市政調査会) 第99巻第3号

      ページ: 44-51

  • [雑誌論文] 「「リサイクルしやすいクルマの開発は進んでいるのだろうか?自動車 の「リサイクル設計」に関する一考察」2008

    • 著者名/発表者名
      外川健一・木村真実
    • 雑誌名

      『廃棄物学会誌』 第19号第2号

      ページ: 155-159

  • [雑誌論文] 「日本の使用済み電気電子機器のリサイクル分析」2008

    • 著者名/発表者名
      吉田文和・吉田晴代
    • 雑誌名

      『環境技術会誌』 第130号

      ページ: 33-37

  • [雑誌論文] An Economic Analysis of Municipal Solid Waste in Japan2007

    • 著者名/発表者名
      Yoshida, F, and Yoshida, H
    • 雑誌名

      Invited Speech in the Second International Conference on Waste Management and Technology, Beijing China, July 18-19, 2007. (Proceedings)

      ページ: 37-45

  • [雑誌論文] 「国際リサイクルの制度設計に向けて」2007

    • 著者名/発表者名
      山下英俊
    • 雑誌名

      『環境と公害』 第36巻第4号

      ページ: 2-8

  • [図書] Cyclical Economy of Japan, Second Edition2007

    • 著者名/発表者名
      Fumikazu YOSHIDA
    • 総ページ数
      156
    • 出版者
      Hokkaido University

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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