研究課題
今年度は、各メンバーが担当分野で研究をかさねつつ、2008年2月には第3回アジア環境資源経済研究会を一橋大学で開催し、本研究費の支援もあって成功裏に行われた。そのProceedingsも刊行された。そのPlenary Sessionのテーマは、本研究のアジアにおける環境ガバナンスと電気電子廃棄物問題であり、本研究メンバーを中心に、中国・韓国・台湾の専門研究者を交えた研究報告と討論が行われたことは意義深い。この会議をきっかけに、3月には中国浙江省における電気電子廃棄物のリサイクルの実態調査を日中共同で行うことができたのは成果である。その調査報告はできるだけ早い機会に公表する予定である。次ぎに各メンバーの中心研究課題について述べる。吉田は、アジアの廃棄電気電子廃棄物問題、日本の家電リサイクル制度について、EUとの比較研究を行って、研究報告を行っている。また、日本の循環型社会と中国との比較も行っている。寺西は、アジアの環境国際協力について、NGOを含めた多様な主体間の協力の可能性について研究している。外川は、アジアにおける自動車リサイクルと電気電子廃棄物の比較・関係の調査研究を行っている。山下は、金属のアジアにおける資源循環について理論的かつ実証的に研究を行っている。さらに、全体として、第五次『アジア環境白書』刊行に向けた準備を行いながら、まとめる方向である。
すべて 2008 2007
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『都市問題』(財団法人東京市政調査会) 第99巻第3号
ページ: 44-51
『廃棄物学会誌』 第19号第2号
ページ: 155-159
『環境技術会誌』 第130号
ページ: 33-37
Invited Speech in the Second International Conference on Waste Management and Technology, Beijing China, July 18-19, 2007. (Proceedings)
ページ: 37-45
『環境と公害』 第36巻第4号
ページ: 2-8