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2006 年度 実績報告書

植物環境情報を知らせる知的インターフェースの開発とその癒し効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18310062
研究機関金沢星稜大学

研究代表者

大薮 多可志  金沢星稜大学, 経済学部, 教授 (20141369)

研究分担者 木村 春彦  金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (60141371)
キーワードモニタリング / 植物機能利用 / 感性情報学 / 人工知能 / 人間生活環境 / 植物生体電位 / センサシステム / 植物センサ
研究概要

植物は緩やかではあるが様々な環境要因を認知する能力を有している。生体電位を用いてそれら要因を検知することが出来る。被験植物として、ポトスやカポックなどを選出し、環境要因(温度、湿度、気圧、光量、土壌中水分、肥料、空気汚染物)の変動に対する生体電位の特徴や空気浄化能力について明らかにした。生体電位は0.1秒毎に取り込まれ、その1分間の総和(積分値)特性を基本として採用している。温度など緩やかな変動に対しては10分間の積分値を採用した。明らかになった主な事項は以下の通りである。
・雰囲気温度と生体電位の積分値は負の相関がある。
・土壌中水分量と生体電位も負の相関がある。
・光量と生体電位の関係はシグモイド関数により近似される。
・湿度や気圧に関しては、測定範囲内では強い相関が認められなかった。
・ホルムアルデヒドなどの空気汚染物が発生すると積分値特性にインパルス応答がでる。
また、環境要因に対して、植物の状態をディスプレイ上に顔表現で表すソフトを開発した。顔表現において、話者の目の移動を簡易カメラからの情報をもとに捉え、向き合っているかのようにして表示させる事ができるインターフェースを構築した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 室内植物のアンモニアとVOCの浄化能力グレード評価2006

    • 著者名/発表者名
      谷 真拓
    • 雑誌名

      環境システム計測制御学会誌「EICA」 11・1

      ページ: 29-34

  • [雑誌論文] Mathematical Model of Semiconductor Gas Sensor2006

    • 著者名/発表者名
      Syuichi Seto
    • 雑誌名

      Sensor and Materials 18・1

      ページ: 1-16

  • [雑誌論文] Ability of Water Lilies to Purify Water Polluted by Soap and This Application in Domestic Sewage Disposal Facilities2006

    • 著者名/発表者名
      Masahiro Tani
    • 雑誌名

      Sensors and Materials 18・2

      ページ: 91-101

  • [雑誌論文] 風速変化に対する植物生体電位応答2006

    • 著者名/発表者名
      新保達也
    • 雑誌名

      電気学会論文誌E 126・7

      ページ: 370-375

  • [雑誌論文] Plant Bioelectric-Characteristics and Profitable Merchandising2006

    • 著者名/発表者名
      Takashi Oyabu
    • 雑誌名

      International Journal of Asia Pacific Management Review 11・4

      ページ: 239-244

  • [雑誌論文] A Novel Formaldehyde-degrading Fungus, Trichoderma virens : Isolation and Some Properties2006

    • 著者名/発表者名
      Ayako Sawada
    • 雑誌名

      IEICE TRANSACTIONS on Electronics E89-C・12

      ページ: 1786-1791

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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