• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

植物環境情報を知らせる知的インターフェースの開発とその癒し効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18310062
研究機関金沢星稜大学

研究代表者

大薮 多可志  金沢星稜大学, 経済学部, 教授 (20141369)

研究分担者 木村 春彦  金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (60141371)
キーワードモニタリング / 植物機能利用 / 感性情報学 / 人工知能 / 人間生活環境 / 植物生体電位 / センサシステム / 植物センサ
研究概要

植物生体電位は環境要因によって変動する。リアルタイムにその変動を監視したのでは環境変化を捉えることは難しい。このため,サンプリングデータの1時間や30分の総和(積分値)を導出し比較することにより様々な関係が明らかとなる。当該年度においては,生体電位を用いてホルムアルデヒド空気汚染の有無を同定することを試みた。結果として,微弱ではあるが信号変化が認識でき,その可能性が明らかとなった。
室内や屋外(太陽光下)での光量変化による生体電位の積分値特性を詳細に調べた。ただし,光周波数特性ではなく光量依存性を近似特性にて示した。光量と生体電位(サンプリング間隔0.1秒)の1分間の積分値との関係は指数関数で近似できる。さらに,暗黒下においては積分値のヒストグラムのバラツキが小さく,太陽光下では5倍を超えるバラツキ(散)が認められ光量を類推できる。
植物の環境状態をコンピュータディスプレィ上に顔表現で示すことができた。また,10語程度の応答も可能である。特に,火災などの急激な熱変動や夜間の不審者による葉面接触による生体電位変化によりセキュリティや災害の異常を知らせるインターフェースを構築した。これらについては,さらに完成度を高め,平成20年度においてまとめる発表していく予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ガスセンサによる燻焼火災検知2007

    • 著者名/発表者名
      東野翼
    • 雑誌名

      電気学会論文誌E 127

      ページ: 353-358

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ポトス生育環境によるガス状空気汚染物浄化特性2007

    • 著者名/発表者名
      藤井正基
    • 雑誌名

      環境システム計測制御学会誌「EICA」 12

      ページ: 29-34

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 室内および屋外における光量に対する植物生体電位特性2007

    • 著者名/発表者名
      新保達也
    • 雑誌名

      電気学会論文誌E 127

      ページ: 425-430

    • 査読あり
  • [学会発表] Response Characteristics of Plant Bioelectric Potential under Sunlight2007

    • 著者名/発表者名
      Takashi Oyabu
    • 学会等名
      The 8'th International Conference on Computers, Communications, and Systems
    • 発表場所
      Daegu University, Korea
    • 年月日
      20071102-03

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi