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2007 年度 実績報告書

イネゲノムDNA変異の大規模解析

研究課題

研究課題/領域番号 18310136
研究機関財団法人岩手生物工学研究センター

研究代表者

寺内 良平  岩手生物工学研究センター, 生命科学研究部, 主席研究員 (50236981)

キーワード遺伝学 / ゲノム / 植物 / 進化 / 育種学
研究概要

(1)昨年度に解析したイネ系統のDNA変異情報をもとにして、約150種類のSNPマーカーを開発した。これらを利用して、イネ品種識別ができるかどうか調査中である。さらに、これらのマーカーを利用して、戻し交雑の迅速化に利用する。(2)イネ品種「ひとめぼれ」にEMSによる突然変異処理を施した系統のM3世代を2500系統、M4世代を2500系統育成した。これらの系統群計5000系統を対象として、「ひとめぼれ」に親和性および非親和性のいもち病菌レースを接種することにより、野生型系統では親和性(罹病性)反応の組み合わせである場合に、非親和性(抵抗性)を示すような突然変異体10系統、逆に、野生型系統では非親和性(抵抗性)反応の組み合わせである場合に、親和性(罹病性)を示すような突然変異体20系統を選抜した。現在これらの系統を、遠縁のイネ品種と交雑し、F2分離集団を育成し、突然変異遺伝子のマップベースドクローニングに向けて準備を進めている。さらに、突然変異系統の中から、形態が変異した系統を選び、原因遺伝子のマッピングを進めている。平成19年度は、新たに系統「ササニシキ」にEMS突然変異処理を実施し、M2系統の展開の準備をしている。これらの突然変異系統は、最終的に「ひとめぼれ」1万系統、「ササニシキ」5千系統を作出し、すべてM4世代まで進めて、種子とDNAを保存し、TILLING法により突然変異率を推定して、将来の正逆遺伝学の実験材料として、また育種素材として活用する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] A multi-faceted genomics approach toward understanding Magnaporthe-rice interactions2008

    • 著者名/発表者名
      Terauchi Ryohei
    • 雑誌名

      Biology of Molecular Plant-Microbe Interactions 6(in press)

  • [学会発表] Rice-Magnaporthe interactions:a multifaceted genomics approach2007

    • 著者名/発表者名
      寺内 良平
    • 学会等名
      5th International Symposium of Rice Functional Genomics
    • 発表場所
      つくば市エポカルつくば
    • 年月日
      2007-10-15
  • [学会発表] A multi-faceted genomics approach toward understanding Magnaporthe-rice interactions2007

    • 著者名/発表者名
      寺内 良平
    • 学会等名
      13th International Congress on Molecular Plant・Microbe Interactions
    • 発表場所
      Sorrento,Italy
    • 年月日
      2007-07-25

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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