研究課題/領域番号 |
18320012
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
JAMES Heisig 南山大学, 人文学部, 教授 (00131201)
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研究分担者 |
米山 優 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90158543)
SWANSON Paul 南山大学, 人文学部, 教授 (20229272)
丸山 壽雄 濁協大学, 外国語学部, 教授 (30165865)
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キーワード | 日本哲学 / 日本仏教思想 / 日本儒教思想 / 蘭学 / 宗教哲学 / 科学の哲学 / 国際研究者交流 / アメリカ |
研究概要 |
・海外における日本哲学の研究状況を把握するために、5力国からの若手の学者を中心とする日本哲学国際学会が2006年10月18〜21日、ベルリンで開かれた。発表者それぞれの専門に基づいて日本哲学のこれからの課題についての発表や討論が行われ、その成果は同年12月27日に全313ページからなる一冊としてまとめられて、Frontiers of Japanese Philosophyという題で刊行された。『日本哲学資料集』の編集者にとって、本資料集のテーマ部分を決めるに非常に役立ったと同時に、翻訳部分に協力する者も確認できた。 ・昨年のワークショップ「日本儒教の哲学」につづいて、2007年3月9〜11日、アメリカのシカゴ郊外で「日本の精神史における科学、宗教、哲学の接点」をテーマとするワークショップを主催した。参加者各自が用意した資料を英訳し、約200ページの冊子にまとめて配布した。その資料に基づいて集中的な話し合いが行われ、『日本哲学資料集』のテーマ部分においてどのように「宗教」と「科学」を織り込むのかという問題、また「蘭学」のテキストの選択についても検討され、『資料集』の編集者にとって示唆に富むワークショップであった。 ・『資料集』の歴史部分の翻訳および解釈は、空海、九鬼周造、和辻哲郎、貝原益軒、林羅山、西谷啓治、武内義範のそれぞれの著作の抜粋や彼らの生きた時代の紹介が一応完成した。 ・全体の歴史的概要は8世紀から13世紀までの第一稿ができた。 ・2007年度の日本国内、海外の協力者やそれぞれの仕事内容がほぼ決まった。 ・2007年4月末のワークショップ(仏教の哲学)の準備ができた。 ・プロジェクトの進捗の詳細はhttp://www.nanzan-u.ac.jp/SHUBUNKEN/projects/Sourcebook/Progress.htmを参照。
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